イベントに参加続きな、このり(@re1kore)です。
3月19日に狩猟トーク&交流会に参加しました。
狩猟トークって何?と思いましたが、行ったらとっても濃い世界で興味深かったです。
ツイッター炎上がイベントのきっかけ
まず、このイベントが起きた経緯があります。
2015年12月。
とあるTwitter上での議論が注目を集めました。
狩猟「かわいそう!」「あなたは肉を食べないの?」を巡って
狩猟にかかわる表現活動はどうあるべきか。
このトークバトルがTogetterにてまとめられると、10万ビュー超え、300コメント以上とちょっとした話題になりました。それもそのはずで、討論者は、写真家猟師として雑誌をはじめとする数々のメディアから取材を受ける幡野広志氏と、人気狩猟ブログ『孤独のジビエ』の運営者 東雲輝之氏という、狩猟業界においては、それなりに名が通る二人の論争だったからです。
また、幡野・東雲(孤独のジビエ)両氏をご存じない方でも、”動物がどういう過程を経てお肉になっているのか”ということを深く考えさせられたのではないでしょうか。
そして、この二人がトークバトルをするというもの。
死体は見せてはいけないもの?
炎上した発端は、写真家猟師の幡野さんが、鴨を吊るした写真をツイッターにあげたこと。
幡野さんは、猟師のこと、屠殺のことなどを漫画とかでは何も叩かれないのに、写真にした途端叩かれるのは不思議だと。このように動物の命をいただいて、食べている事を知るべきだと。反対に東雲さんは、読者は死体の写真が嫌な人もいるからさらけ出すべきではないと。
なかなか普通では議論にならない内容。でも、猟師である以上どこかで直視しなければならない事だと思いました。
なぜ狩猟をするのか?
お客さんを巻き込んでのトークでした。なぜ狩猟をするのか?いろいろな理由が出てきました。
・食欲
ジビエ料理が美味しい‼︎と言うが、品種改良を重ねた豚、鳥、牛の方がやはり美味しい。ジビエは独特な風味があるので、調理方法などを工夫しなくては美味しく食べられない。
わざわざ山に入って、大変な思いをしてやっと手に入る肉。普通の肉であればお金を払えば美味しいものが手に入る。それでも、猟をして食べたいのはなぜだろう…自分でも答えが見つけられなかったです。
・嗜虐的欲求
攻撃したいと言うのは誰にでもあるものではないでしょうか?と東雲さん。
このような言葉を使うと強烈に感じるかもしれませんが、ちょっかい出す人とか、いじめがあったりするのも、人間の根底にそのような欲求があるのかもしれません。
・食料を自分で確保したい
東日本大震災の時に、スーパーに食べ物がなくなって、お金が役に立たない状況を体験したこと。そこから、猟師の世界に入った。
他にも、かっこいいから、冬に釣りができないから、など色々な意見が出ました。
以前の記事でハンターになりたい4つの理由を書きましたが、自分は考えが浅いのかと思いました。
きっと、実際に狩猟をすると変化していくと思います。これは、ずっと自問自答を繰り返していきたいです。