2016.7.28

【ジビエ料理】燻製シカ肉を作ってみた!

このり このり
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前に【ジビエ料理】イノシシベーコンを作ってみた!んですが、今回はシカのお肉で燻製してみました。イノシシより脂質が少なめで、ベーコンとは違いますが、燻製の香りがついた美味しいお肉ができました。作り方はイノシシベーコンとほとんど同じです。

必要なもの

材料

  • シカ肉(バラ、ランプなど柔らかい部位) 500g

ミュール液

  • 塩        25g
  • ブラックペッパー 適量
  • ローリエ     1枚
  • アルコール類   50cc (日本酒、ワイン、なくてもOK)
  • ニンニク     ひとかけら

燻製器

  • スモークウッド
    (チップより手軽に使えるスモークウッドをおすすめします。
  • ダンボール
  • 棒(ダンボール幅より長いもの。私は、菜箸で代用)
  • S字フック(プラスティック製は×)
  • アルミ製ざる(ダンボールに入るサイズ)
  • アルミ製容器(アルミ箔で作るのでOK)
  • 山で使うコンロ(ライターで代用はできません)

ミュール液につける

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シカ肉フォークで穴をさします。
※肉に薄い膜(皮)がある場合は、しっかり取りましょう。取らないで作ったら、歯ごたえが悪くなりました…

シカ肉にまんべんなく塩、胡椒をふります。ジップロックに肉を入れて、ローリエ、アルコール類、ニンニクを入れます。空気をできるだけ抜いて口を閉めて冷蔵庫で1週間置きます。

塩抜き

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1週間おくと、水分が出て肉が小さくなってます。これを燻すと塩っぱすぎるので塩抜きをします。

肉の周りについてる塩を落として、水をはったボールに入れます。蛇口から少量の水を出して2時間以上(5時間ぐらい)。塩加減は、お肉のはしっこを焼いて食べてみましょう。

ここがかなり重要!!完成したお肉の塩っぱさがこの塩抜きで左右します。燻製の香りがいくら良くても、塩っぱすぎると台無しです。
面倒くさがらないで、試しに食べた方がいいです。ネットでは、流水で5〜7時間と書いてあったり、水に浸けて一晩の人もいました。肉の状態がものによって違うので、ときどき食べてみてチェックしましょう。少し薄いぐらいがいいみたいです。

乾燥させる

塩抜きしたお肉をキッチンペーパーで水分を取ります。お皿に乗せて、ラップをかけないでそのまま冷蔵庫に入れます。2日間ぐらい。

いよいよ燻製

ようやく燻製します。燻製器を買ってもいいんですが、お手製だと材料費は200円ぐらい。原理は簡単で、煙が入れ物の中でとどまって、入れ物の中の食べ物に香りがつけばいいだけ。

ダンボールの中にS字フックをかけるために、菜箸をさします。これだけ。笑

sdr

S字フックにお肉をさしておきます。

スモークウッドに火をつけます。バーナーや山で使うコンロで火をつけます。(ライターは厳しい)最初火がつきにくいです。角の一部だけ燃やすのではなく、小さい面を全部燃やすぐらいの気持ちでつけた方がいいです。

(一部燃えたから大丈夫だと思ってたら、途中で消えてた…ってことになります)

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火のついたスモークウッドをアルミ製容器に入れて、ダンボールの下におきます。肉をつけたS字フックを菜箸にかけてます。(右下には、チーズを入れて一緒に燻製しました)

ダンボールの口を閉めて待つこと、2時間ぐらい。イノシシより燻製の香りが付きにくい気がします。長時間できるなら2時間以上した方がいいです。
風が吹く日で、ダンボールの隙間から煙が出ていました…もったいないので今回はダンボールの上に大きいビニール袋をかぶせました。

冷蔵庫で保存

冷ませた後に食べたいことろですが、ぐっと我慢してサランラップで巻いて冷蔵庫で1日おきます。香りや味が落ち着くんだとか。

よくやく完成!

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完成までの道のりは長かったー。フライパンで焼いて食べましょう。

お肉は、繊維を断つように切りましょう。今回は、アスパラガスとナスと一緒に炒めます。お肉に塩味があるので、ほとんど調味料は必要ありません。燻製の香りがなんとも、高級感がある味になります。シカ特有の味がなくなるので、牛肉と言われても騙されるかも。

 

友人にも渡してみたら、美味しそうに食べてくれました。


次は、ミュール液を変えたり、スモークウッドを変えてみたいです。

参考までに使った物

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