前に【ジビエ料理】イノシシベーコンを作ってみた!んですが、今回はシカのお肉で燻製してみました。イノシシより脂質が少なめで、ベーコンとは違いますが、燻製の香りがついた美味しいお肉ができました。作り方はイノシシベーコンとほとんど同じです。
必要なもの
材料
- シカ肉(バラ、ランプなど柔らかい部位) 500g
ミュール液
- 塩 25g
- ブラックペッパー 適量
- ローリエ 1枚
- アルコール類 50cc (日本酒、ワイン、なくてもOK)
- ニンニク ひとかけら
燻製器
- スモークウッド
(チップより手軽に使えるスモークウッドをおすすめします。 - ダンボール
- 棒(ダンボール幅より長いもの。私は、菜箸で代用)
- S字フック(プラスティック製は×)
- アルミ製ざる(ダンボールに入るサイズ)
- アルミ製容器(アルミ箔で作るのでOK)
- 山で使うコンロ(ライターで代用はできません)
ミュール液につける
シカ肉フォークで穴をさします。
※肉に薄い膜(皮)がある場合は、しっかり取りましょう。取らないで作ったら、歯ごたえが悪くなりました…
シカ肉にまんべんなく塩、胡椒をふります。ジップロックに肉を入れて、ローリエ、アルコール類、ニンニクを入れます。空気をできるだけ抜いて口を閉めて冷蔵庫で1週間置きます。
塩抜き
1週間おくと、水分が出て肉が小さくなってます。これを燻すと塩っぱすぎるので塩抜きをします。
肉の周りについてる塩を落として、水をはったボールに入れます。蛇口から少量の水を出して2時間以上(5時間ぐらい)。塩加減は、お肉のはしっこを焼いて食べてみましょう。
ここがかなり重要!!完成したお肉の塩っぱさがこの塩抜きで左右します。燻製の香りがいくら良くても、塩っぱすぎると台無しです。
面倒くさがらないで、試しに食べた方がいいです。ネットでは、流水で5〜7時間と書いてあったり、水に浸けて一晩の人もいました。肉の状態がものによって違うので、ときどき食べてみてチェックしましょう。少し薄いぐらいがいいみたいです。
乾燥させる
塩抜きしたお肉をキッチンペーパーで水分を取ります。お皿に乗せて、ラップをかけないでそのまま冷蔵庫に入れます。2日間ぐらい。
いよいよ燻製
ようやく燻製します。燻製器を買ってもいいんですが、お手製だと材料費は200円ぐらい。原理は簡単で、煙が入れ物の中でとどまって、入れ物の中の食べ物に香りがつけばいいだけ。
ダンボールの中にS字フックをかけるために、菜箸をさします。これだけ。笑
S字フックにお肉をさしておきます。
スモークウッドに火をつけます。バーナーや山で使うコンロで火をつけます。(ライターは厳しい)最初火がつきにくいです。角の一部だけ燃やすのではなく、小さい面を全部燃やすぐらいの気持ちでつけた方がいいです。
(一部燃えたから大丈夫だと思ってたら、途中で消えてた…ってことになります)
火のついたスモークウッドをアルミ製容器に入れて、ダンボールの下におきます。肉をつけたS字フックを菜箸にかけてます。(右下には、チーズを入れて一緒に燻製しました)
ダンボールの口を閉めて待つこと、2時間ぐらい。イノシシより燻製の香りが付きにくい気がします。長時間できるなら2時間以上した方がいいです。
風が吹く日で、ダンボールの隙間から煙が出ていました…もったいないので今回はダンボールの上に大きいビニール袋をかぶせました。
冷蔵庫で保存
冷ませた後に食べたいことろですが、ぐっと我慢してサランラップで巻いて冷蔵庫で1日おきます。香りや味が落ち着くんだとか。
よくやく完成!
完成までの道のりは長かったー。フライパンで焼いて食べましょう。
お肉は、繊維を断つように切りましょう。今回は、アスパラガスとナスと一緒に炒めます。お肉に塩味があるので、ほとんど調味料は必要ありません。燻製の香りがなんとも、高級感がある味になります。シカ特有の味がなくなるので、牛肉と言われても騙されるかも。
友人にも渡してみたら、美味しそうに食べてくれました。
しか肉薫製ハムを頂いたので、サンドイッチに。粒マスタードをタップリ塗りたかったけど、高いのでうすーくうすーく塗りました pic.twitter.com/F0TYP54FZE
— 野山川(のやまかわ) (@noyamakawa) 2016年7月8日
次は、ミュール液を変えたり、スモークウッドを変えてみたいです。
参考までに使った物