2017年8月22日に追記あり。高杉さん(@tksg )から電線をねじって接続するのは危険とメッセージいただきました。
どぉも。このり(@re1kore)です。
先日、知り合いから低温調理器で調理したイノシシのお肉をいただいたら、綺麗なピンク色でしっとりして柔らかくて美味しかったのです!
実は、低温調理器を買わなくても、炊飯器で似た調理ができるんです。(参考:【ジビエ料理】簡単‼︎炊飯器で作る、ローストビーフ風ジビエ)
ただ、わたしが持っている炊飯器が小さすぎて大きい肉は入らないのです。やっぱり低温調理器が欲しい!ってことでamazonで調べるとAnovaというメーカーがありました。スタイリッシュでおしゃれなんですが、びっくりするぐらい高い。
Anovaのことをググっていると、部品を買って自分でコードを接続すれば作れば低価格で低温調理器が自作できるそうです。作ってみるか!と部品を買って、ググりながらやってみるものの、凄く分かりにくい。
メカに強い人なら簡単にできることだと思いますが、わたし自身こんな作業をするのは中学生の技術の授業で最後。苦戦しながらも作りました。わたしのように超初心者でも作れる低温調理器の作り方を紹介します!
「間違っているよ」とか「こうするといいよ」とアドバイスあれば教えて下さい。あと絵が下手で、本当にすみません…
低温調理器の仕組み
まず低温調理器は、何をするものでしょうか?
低温で長時間加熱することにより肉類なども柔らかく仕上げることができるなどの利点がある。これは、タンパク質の分水作用温度が68℃であることによる。タンパク質は63℃から凝固を始め、68℃から水分を分離し始める。真空調理法の特徴は、この分水作用が始まる温度以下で調理可能なことである。
ウィキペディアより引用
68℃以下で長時間加熱にすることにより、肉類が柔らかく仕上がるそうです。なので、低温で温度をキープしてくれる機械があればいいわけです。そこので登場するのがサーモスタットという機械です。温度の自動調節装置です。一定の温度まで上がると熱源のスイッチが切れ、一定の温度まで下がるとスイッチがはいるようになっています。
鍋にジップロックを入れたお肉と水を入れて電気コンロの上におきます。サーモスタットを利用して、鍋の温度の上下により電気コンロのスイッチのon,offするようにします。
準備するもの
- 電気コンロ
- サーモスタット
- 延長コード
- ハサミ
- 絶縁テープ(100円ショップにあります)
低温調理器の作り方
- 延長コードをカットします。絵のように、中央部分に20~30cmコードを切りとります。そのコードの中にある銅線を切らない等に、外側を覆っているビニールをハサミを使ってとります。縦にハサミの刃を入れると簡単にできました。
そうすると、コードが2本できます。1本は半分に切って合計で3本のコードを作ります。コードの両端2cmぐらいの外側のビニールを剥がして、中の銅線をねじって束ねておきます。
(※この接続方法は、ねじり接続と言われて火災原因になる場合があるそうです。圧着端子接続をした方が好ましいです。) - 切った延長コードと、サーモスタットを絵のように接続します。先にプラグ受けと差し込みプラグと切ったコードを接続しましょう。黒丸になっている所は、コードを3つねじりながら束ねます。束ねたところには、絶縁テープを巻きます。
コードの銅線をサーモスタットの差し込み口に入れます。口が小さくて入にくいので、銅線を綺麗に細くねじるのがポイントです。
最後に温度センサーをサーモスタットの差し込み口に入れます。ここは、温度センサーのコードが抜けやすいので絶縁テープで固定をするといいと思います。 - プラグ受けと電気コンロのプラグを接続して、電気コンロの電源を入りにします。差し込みプラグとコンセントを接続します。
サーモスタットの電源ボタンを押すと、液晶画面に数字が現れます。Sのボタンを長押しすると、温度設定ができます。↑↓のボタンを押して希望する温度にしたら再びSのボタンを押して決定します。温度センサーを電気コンロにかけた鍋の中に入れます。
実際に低温調理器で調理してみた。
イノシシお肉に塩、コショウ、ローズマリーをつけてジップロックに空気を抜いて口を閉めます。ジップロックを低温調理器で61℃4時間加熱します。卵も鍋に一緒に入れると、温泉卵もできます!
切ってみると、綺麗なピンク色です。筋のところもコラーゲンのようにプルプルしています。しっとり柔らかく、チャーシューのようです。これで豪華なラーメンやチャーハンを作っても美味しそうです。これから、お肉料理の幅が広がりそうです。