2016.6.6

伝統行事の虫送りに参加してみた

このり このり
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6月になって、高知の真夏におびえているこのりです。

 

伝統行事の虫送りに参加してきました。地元の人にとっては、当たり前みたいですが、田舎生活らしいイベントで私はちょっと感動。詳しく紹介します。

 

虫送りってなんだ?

 

いきなりですが、虫送りって知ってますか?

ウィキより

 虫送り(むしおくり)とは日本の伝統行事のひとつ。農作物の害虫を駆逐し、その年の豊作を祈願する目的で行われる。

埼玉、新潟など全国で行われいるそうです。

 

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映画「八日目の蝉」で松明を持って畦道を並んで歩くシーンがあるので、見たことある人もいるかも。

 

私が住んでいる高知県越知町でも、様々な集落で行われていましたが、今は一つだけなんだとか。

 

虫送りのスタート時点へ!

dav

スタート地点には、大きなわらじ。これでも去年より小さいらしい…

起源は斎藤別当実盛が、深田の沼に足を奪われて戦死した後、稲の虫になって災いをもたらしました。沼に足を奪われないように大わらじを流して、虫として出ないでくれってことみたいです。

 

午前中から、竹とワラで作ったそうです。これを作れる人が少なくてできなくなるんじゃないかと心配。

 

地元の人ももちろん、カメラ愛好家がたくさんいてビックリ。確かに絵になる写真がたくさん撮れそう。

dav

 

わらじと太鼓が先頭で、文字を書いた小旗を持って畦道を歩いていきます。

そして、最後には川に流す!

sdr

こんな草履や旗を流すのはカルチャーショック。

 

超現実的に考えると、虫が悪さするなら農薬をまけばいいんですが、何とも味気ないですね。

八百万の神の精神なんだろうなぁと思いました。無形文化財的行事が、廃れてしまうのはちょっと寂しいですね。

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